平成18年度
事務部門管理者会議 開催報告

開催日

平成18年11月29日(水)

会  場

アルカディア市ヶ谷(東京、私学会館)

主  催

社団法人 私立大学情報教育協会

開催趣旨  

学生の学力・意欲の低下、卒業生の人間力減少など、大学教育での人材育成への取り組みが取り沙汰されている。人材育成の現状を打開するためには、教職員が一体となって学生一人ひとりの能力を高める教育実践、進路等目標管理の助言・指導、教育改善のための教員の教育力の向上、教育支援を企画・実行する職員のマネージメント能力の開発が不可欠である。避けて通れない課題にいかに対応すべきか、教育戦略について情報技術の活用も含め探求する。

参加対象

  当協会加盟の法人・大学・短期大学の事務局長、部長、課長の管理職員
     
参加者数   186名
(111大学、4短期大学)
 

 

開会挨拶
  社団法人 私立大学情報教育協会 戸 高 敏 之 会長

紹 介
「教員総合評価制度の導入と効果」
 
坪 井 和 男 氏(中部大学学長補佐、大学教育研究センター長)

 大学が掲げる人材育成を実現するため、教員の意識改革を目指したファカルティ・ディベロップメントの積極化とそれを効果的に進めるための教員評価による教育活動に対する表彰を通じて、教育改善を実現している取り組みについて紹介いただいた。
 


紹 介
「教育支援、学習支援による教育改革の取り組み」

高 木  功 氏(創価大学経済学部教授、
                教育・学習活動支援センター運営委員)

 学生の基礎学力を補完する特別授業とビデオライブラリー化、学習に伴う不安解消のWeb等個別相談、公開授業見学会によるファカルティ・ディベロップメント研究、FD合宿の開催、ITを活用した教材作りや参加型協同学習法のワークショップ、優れた授業事例の奨励など、大学が組織的に取り組んでいる教育改革について紹介いただいた。




「ファカルティ・ディベロップメントとIT活用」

井 端 正 臣 事務局長(私立大学情報教育協会)

 人材育成を実現するため、教員が職務として教育改善に取り組めるよう、期待される教員の教育力を整理し、ファカルティ・ディベロップメントの実現に欠かせないITの活用と課題、教育改革に求められる戦略について説明し、教育業績評価制度など大学ガバナンスの重要性を強調した。





「情報環境整備の課題と情報関係補助金の活用と点検」
社団法人 私立大学情報教育協会事務局

 20年度を目指した情報環境の方向性と課題について調査結果を基に解説し、また、ファカルティ・ディベロップメントを促進する手段としての補助金の活用と点検についても情報提供した。