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10:50 |
開会挨拶 |
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向殿 政男 会長(公益社団法人 私立大学情報教育協会)
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11:00 |
講演:主体的な学修を実現するための課題 |
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基礎学力の低下、学習意欲の低下という問題を抱える中で、生涯にわたり主体的に考える力を育成していくことが求められている中で、課題解決型の教育に転換し学生が授業の前後に自主的に学びに取り組むことが必要である。中央教育審議会大学分科会大学教育部会の答申を踏まえて、教員の意識改革、学士課程教育の体系化など、総合的な視点から学修の質的転換を図るための課題を整理した。 |
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中央教育審議会大学分科会大学教育部会専門委員
学校法人上智学院理事長 高祖 敏明 氏 |
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12:30 |
休憩 |
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13:30 |
講演:学修の基本問題を実現するための教学マネジメントの考察 |
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学士課程教育の質的転換を図るための基本的な課題を踏まえて、教学マネジメントとして対処すべき問題として、学士課程教育の体系化・順次性をもたせた教育プログラムの必要性、授業科目間の調整、教員相互によるシラバスの内容点検・調整、効果的な事前・事後学修のあり方などについて、事例をもとに共通認識を深めた。 |
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中央教育審議会大学分科会大学教育部会専門委員
学校法人早稲田大学理事 田中 愛治 氏 |
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14:40 |
休憩 |
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15:00 |
事例紹介:教育課程の体系化・順次性への取り組み |
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教員同士の連携・協力による組織的な教育体制について理解を深めるため、学士力の明示化、科目の位置づけ、授業履修の上限、アドバイザーの導入による履修指導、ポートフォリオの活用、GPAの厳格運用など、教育課程の基盤環境を形成するための制度的な枠組みについて、実践例をもとに、その重要性を確認した。 |
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国際基督教大学 学務副学長 森本あんり 氏 |
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15:40 |
事例紹介:予習を徹底した話し合い学習法 |
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教室外での学習時間を確実に高める学習の仕組みとして、事前に課題を与えて予習を義務付け、学習した内容を授業で発表することを繰り返す中で、事前学習を主体的に取り組ませる授業(LTD話し合い学習法)の実体験を紹介した。また、学生が自然に学びに入り、達成感が得られるような学習の仕組みが今後組織的に取り入れられるよう、その重要性について共通理解を深めた。 |
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神戸女学院大学 文学部教授 古庄 高 氏 |
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16:20 |
事例紹介:LMS導入による効果的な事前・事後学修 |
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学習時間を確保し、効果的な学びを実施するための一つの手法として、ICTを用いた学習支援システムの中で、教員と学生の双方向による個人学習支援を学部全体の問題として取り組んだ事例を紹介した。事例を通じて、教員のICT活用に対する理解の呼びかけや、教員間で作成した共有コンテンツの開発など、教員が学部全体で連携して事前・事後学修に取り組むことの重要性や課題について共通理解を深めた。 |
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名古屋学院大学 経済学部教授 児島 完二 氏 |
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