平成14年度機械工学教育情報技術活用研究集会

『ITを活用した機械工学教育の改善と教育業績評価』

 

主  催
私立大学情報教育協会 機械工学情報教育研究委員会
参加対象
国公私立大学・短期大学の教職員で、機械工学に関する教育に携わっている方。
参 加  費  2,000円(加盟校以外の方は3,000円)
期   日 3月3日(月)      
日   時 平成15年3月8日(土)13:00〜16:50  
会   場 上智大学四谷キャンパス(11号館221教室 TEL:03-3238-3291
問合せ先
社団法人私立大学情報教育協会事務局 (TEL:03-3261-2798 FAX:03-3261-5473 e-mail:info@juce.jp)
備  考 参加費につきましては、当日受付にてお支払いください。  
参加者が20名に満たない場合には中止とさせていただきますので予めご了承ください。  

開催趣旨

機械工学系における教育目標は、社会的に有用な高品質の製品を研究、開発、設計、製造するために必要な基礎学力、応用技術を養成するとともに創造性を高め、機械工学関連分野での問題の発見、解決に取り組むことのできる技術者を養成することである。

かし最近は、「理科離れ」という言葉も定着した感があり、機械工学系の教育においてもその影響は大きく深刻である。従来は、機械工学系の分野に進学しようとするものは、機械いじりが好きであるとか、将来自分で何かを設計して造ってみたいとか、機械系の勉学に対するかなり強いモチベーションを持った者が多かった。しかし最近は、ただ何となく、機械系は工学系の中心だからその分野に進んでおけば将来就職等も有利であろう位の軽い動機で進学してくる者がかなりの部分を占めるようになった。

このような状況のもとでの教育は、学生に機械工学の勉学に対するモチベーションを与えることから始める必要がある。また、現在の学生は、従来の学生に対して、物事を理解するための忍耐力も減ってきているので、教育の内容はできるだけポイントを絞って印象深く教える必要がある。

機械工学情報教育研究委員会では、これらの問題点を解決していくためには最新の情報技術を活用することが有効と考え、調査・研究・試行を行ってきたが、20021114日の中央教育審議会の「教育振興基本計画のあり方について(中間報告)」の中でも「IT環境の整備・充実」「ITを活用した効果的な教育・学習の推進」「ITを活用した教育内容の豊富化・高度化の推進」などの項目が盛り込まれているように、情報技術の教育への活用は、今後益々求められていくことが予想されよう。

本研究集会では、これらの活用の有効性と利用上の課題に関する調査・研究成果の報告、また、教育支援体制に関する意見交換を通して、機械工学教育の改善方法を模索したい。

また、教育の改善のためには、教育業績評価のあり方等に関する知識が重要である。そこで、この分野で専門家であられる、島田
彌氏[三菱電機(株)人事部顧問で()日本工学教育協会で平成10〜13年度 産学連携技術者教育調査研究委員会委員長および教育業績評価WG 主査を務められた]に教育業績評価のあり方およびその例について特別講演を頂く。


プログラム
13:00〜13:10  開会挨拶 曽我部 潔 氏(上智大学理工学部教授)
13:10〜14:10  特別講演:『今後求められる工学教育と業績評価の在り方』 島田 彌 氏 三菱電機(株)人事部顧問、(社)日本工学教育協会 平成14年度事業企画委員会委員
14:10〜14:20  休憩  
14:20〜14:35 機械工学の授業とIT・マルチメディア 曽我部 潔 氏(上智大学理工学部教授)
14:35〜15:05  ネットワークを用いた動機付け授業展開 田辺 誠 氏(神奈川工科大学工学部教授)
15:05〜15:35  e-Learningを用いた授業展開 角田 和巳 氏(芝浦工業大学工学部講師)
15:35〜16:05 創造性を支援する3次元モデリング授業
新津 靖 氏(東京電機大学情報環境学部教授)

16:05〜16:20 

休憩  
16:20〜16:50  総合討論  
 

開催要項(pdf)  申込用紙(excel)  申込用紙(pdf)                                                                    ホームへ戻る