主 催
| 私立大学情報教育協会 法律学情報教育研究委員会 |
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共 催
| サイバーコートフォーラム |
参加対象
| 国公私立大学・短期大学の教職員で、法学に関する教育に携わっている方。 |
参 加 費 | 2,000円(加盟校以外の方は3,000円) |
日 時 | 平成15年3月16日(土)13:00〜18:00 |
申込締切 | 3月10日(月) |
会 場 | 桐蔭横浜大学 |
問合せ先
| 社団法人 私立大学情報教育協会事務局 (TEL:03-3261-2798 FAX:03-3261-5473 ) |
備 考 | 参加費につきましては、当日受付にてお支払いください。 |
参加者が20名に満たない場合には中止とさせていただきますので予めご了承ください。 |
時代は、急激に変化するグローバル化社会に対応できる優れた法律家を養成することを求めています。来るべき法科大学院はこの要請に応える必要があります。法科大学院の教育は、従来の法学教育の欠点を克服した新しいものでなければならないでしょう。 従来の教育は、法的知識を与えることを主たる目標として行われてきました。講義は、ともすれば、教員から学生への一方通行的な知識の提供にとどまり、法的思考の訓練を行うのに適していなかったといえます。ましてや、創造的思考能力を育成することには必ずしも向いていなかったのが実情でしょう。これでは、時代の要請に応える優れた能力を持った法曹を育成するには不十分と思われます。 時代の要請に応える法学教育の改革の方向としては、 1 プロブレム・メソッドとケース・メソッドの融合利用、 2 講義、ソクラティック・メソッドおよびディスカッションの融合利用、 3 実践教育の積極的導入、 4 ITの教育利用 が考えられますが、前三者を効果的に実施するには、ITの教育利用がとりわけ重要となります。 そこで、私立大学情報教育協会の法学情報教育研究委員会は、去年に引き続き、「法科大学院におけるITの活用」を目指した実験的教育例を報告するともに、ドイツでこの領域に関して最も進んでいるザールラント大学法情報学研究所のリュスマン教授(民法・民事訴訟法専攻、ザールラント州高等裁判所判事)に、ドイツにおける「法曹教育におけるIT利用」について報告頂き、また、法曹実務家のコメントを頂き、皆様とのディスカッションを通じて、優れた法的思考能力を養成するための法科大学院の教育方法を共に作り上げていきたく思います。皆様ご多忙のところ恐縮ですが、万障お操りあわせの上、ご来会いただきますよう、ご案内申し上げます。 |
13:00〜 |
開会挨拶 |
吉野
一 氏(明治学院大学法学部教授) |
13:20〜 | 対面教育とe-Learningの融合 | 中村 壽宏 氏(九州国際大学法学部助教授) |
13:45〜 | サイバーコートを利用した教育 | 笠原 毅彦 氏(桐蔭横浜大学法学部助教授) |
14:10〜 | 模擬法廷を活用したロイヤリング教育 | 菅原 郁夫 氏(名古屋大学法学部教授) |
14:35〜 |
リーガル・クリニックと遠隔授業 |
町村 泰貴 氏(亜細亜大学法学部教授) |
15:00 |
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15:20〜 |
リュスマン教授(ドイツ・ザールラント大学大学法情報学研究所教授、
元ザールラント州高等裁判所判事) |
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16:20〜 |
パネル・ディスカッション、全体討議 |
コメンテーター:早野 貴文 氏(弁護士)、加藤 新太郎 氏(裁判官) |
18:00 | 終了 |