基本調査委員会
平成27年5月29日
第13回定時総会にて報告
私立大学、短期大学が教育活動の基盤環境として備えるべき情報環境の整備充実を促進するため、 情報環境の整備状況及び将来計画について振り返り、改善に向けて取り組むべき課題を整理すること を目的とした調査。
本協会加盟の私立大学・短期大学の関係部局
T.全学的な教学マネジメントに向けた情報通信技術(ICT)利活用の点検 1.全学的に教育課程の体系性を可視化するICTの利活用 2.教育活動に関する危機意識を学内で共有する情報の掲載 3.教員の授業や学修指導を自己点検・評価するティーチング・ポートフォリオの導入 4.ICTを利活用した教員相互によるシラバス点検への取組み U.教育の質的転換を目指した教育・学修支援環境の点検 1.学修支援システム(LMS)の導入 2.eラーニングの実施 3.クリッカー等による理解度把握の実施 4.多機能携帯端末を用いた授業への取組み 5.学生の学修活動をサポートするeポートフォリオ(学修ポートフォリオ)の導入 6.学生カルテの導入 7.ICTを利活用した地域社会や産業界との大学連携、国内外大学との連携 8.コンテンツ・アーカイブ化の整備 9.大規模公開オンライン講座(MOOC等)の利用・配信 10.教育・学修支援体制の構築状況と支援内容 11.アクティブ・ラーニングを支援するファシリテータの導入 V.FD支援の点検 1.ICTを用いた教育改善計画の作成・提出を促進する取組み 2.アクティブ・ラーニングを推進・普及するための取組み 3.eポートフォリオ(学修ポートフォリオ)の利活用に関する研修 4.FD支援体制の構築状況 W.情報環境として備えるべき施設・設備、セキュリティの点検 1.学内LAN整備の課題 2.ネットワーク高速化への対応 3.コンピュータ等の整備 4.教育・研究への学外クラウドの利用 5.教室のマルチメディア化 6.ラーニング・コモンズの整備 7.情報セキュリティに対する関心度 8.情報セキュリティ対策 X.大学機関としての活動を調査・分析し、改善提案するIR取組みの点検 1.教育活動及び経営活動の実態を整理・統合・分析するIRシステムの導入 2.IR組織の体制と課題 Y.教育情報公表に関する可視化の点検 1.外部に分かりやすい教育情報公表の工夫 2.外部からの質問・意見への対応 3.教育情報公表の構築体制 |
1.実施時期 平成26年12月
2.回答締切り 平成27年 2月
1.調査対象 247大学、80短期大学
2.回答校数 225大学、55短期大学
3.回答率 大学88%、短期大学69%
(1)全学的な教学マネジメントに向けた情報通信技術(ICT)利活用
ICTを利活用した教員相互によるシラバス点検への取組み( 金沢工業大学)
(2)ファシリテータ導入の取組み
ラーニング・コモンズでの学生の学習相談(同志社大学)
(3)eラーニングと対面学修を組み合わせた反転学修
オンデマンドを活用した「反転授業」で大人数での対話型・双方向授業を可能に(早稲田大学)
(4)学生の学修活動をサポートするeポートフォリオの導入
eポートフォリオ 大阪女学院ライフ(大阪女学院大学)
(5)情報通信技術(ICT)を活用した学外連携
TKK3大学連携プロジェクト(神戸学院大学)
(6)FD支援体制の構築状況と支援体制
教育の質的向上を図るための学生参画型FD活動(日本大学)