平成17年度学内LAN運用管理者講習会 一般管理者コース ※
本コースはアラカルト形式です。受講者の興味、関心、技術レベルに応じてクラスを選択し、ご自身でコースを組み立てて下さい。 〜1日目〜 以下の1-A,1-B,1-Cクラスの中から1クラスを選択して下さい。
【ねらい】 大学の描く教育・研究活動に即したネットワーク作りをするためには、職員自身が最適なネットワークをイメージし、その上で、それに必要な環境条件を整理・提案することが不可欠である。本クラスでは、そのために必要な最低限の機材や機器類、LANの構成方法、安全なLANを構築するための方法について解説する。 【対象者】 学内LAN
の構築、運用に関わっている方、もしくは興味のある方。 【講習内容】 1.ネットワーク構成要素
【ねらい】 学内LAN
の運用管理において、外部からの不正アクセスや攻撃から学内情報資源を防御することと、学内から学外への攻撃を未然に防ぐことは最大の課題である。本クラスでは、内外からの攻撃を監視・検知するための基礎知識について解説する。 【対象者】 情報センター等、LAN
のセキュリティ対策を行わなければならい立場の方。日常、運用監視を行う業務に就いている方。 【講習内容】 (1)TCP/IP
の基礎
【ねらい】 学内LAN
やコンピュータ実習室等、学内の情報システム資源の円滑な運用管理を行う上で、サーバ管理、利用者管理等(個人認証、利用履歴の取り扱い等)に求められる業務のあり方について、具体的な事例を交えながら解説する。 【対象者】 学内LAN
やコンピュータ実習室の運用管理における概要を把握したい方。または、これらの業務について問題意識をお持ちの方。 【講習内容】 1.インターネット関連サーバの管理業務の理解 以下の2-A〜2-Fクラスの中から3クラスを選択して下さい。
【ねらい】 LANスイッチにより構成される論理的LANをVLANと呼ぶが、VLANにより新しいサブネットを構成するためには、LANスイッチとVLANについての基礎知識が必要となる。そこで、本クラスでは、それらの基礎について学ぶこととする。 【対象者】 LANスイッチを使ったネットワーク形成に興味ある方。 【講習内容】 レイヤ2のLANスイッチについて次のことを学びます。 (1)レイヤ2スイッチの仕組み
【ねらい】 電子メールサービスは、キャンパスネットワークサービスの基本である。本講習では比較的容易に設定可能なpostfixを取り上げ、基本的な設定とspam不正中継対策について解説と実習を行う。また、Webメールシステムについても、簡単な設定実習を行うこととしている。 【対象者】 メールサーバの設定の基本について理解したい方。 【講習内容】 (1)postfixのインストールと設定
【ねらい】 ルータやスイッチを流れるトラフィックの量を監視することは、障害を早期発見など、ネットワークを安定して運用するためは非常に重要なことである。本クラスでは、そのための1つの手法としてよく利用されているMRTG(Multi
Router Traffic Grapher)を用いたトラフィックの監視について実習する。またMRTG
を用いたサーバの資源管理についても実習する。 【対象者】 学内LAN
を管理される方。ネットワークやサーバ監視に興味のある方。 【講習内容】 (1)SNMPの解説
【ねらい】 キャンパス内でユビキタス環境を提供する方法として無線LANサービスが一般化している。この講習では無線LAN技術を解説し、そのメリットとデメリット、運用のポイント、評価方法等について解説する。また、実際にパケットキャプチャを行なうことで、どの程度の脆弱性を持つものかを明らかにする 【対象者】 無線LANによるネットワークの導入を検討している方。また既に導入済みでセキュリティ対策を検討している方。 【講習内容】 (1)無線LANの種類
【ねらい】 大学におけるコンピュータ実習室では、ハードウェア障害の対応、OSのアップデート作業が必要だが、これらの運用管理コストを低減するものとして、ディスクレスシステムが注目されている。ディスクレスシステムでは、故障が多いハードディスクをコンピュータ本体に必要としないため、運用管理が容易となることが期待される。 本クラスでは、Windows,
Mac OS Xのそれぞれについて、ディスクレスシステムの動作原理、システム構成上の注意点について解説する。また、会場に用意されたディスクレスシステムの操作実習を行う。 【対象者】 ディスクレスシステム(Windows,Mac
OS X)の運用管理に興味のある方。 【講習内容】 (1)Windowsでのディスクレスシステムの概要
【ねらい】 教育の情報化に伴い、PC教室においてもビデオストリーミング教材の一斉受信といった高トラフィックな利用が日常化しつつあり、教育機関にとって、PC端末までの高速なネットワークを安定的に提供することが、いままで以上に重要となりつつある。教室等の日常運用管理において、こうした高速かつ安定的な通信を確保するには、ケーブルの品質が重要な要素であり、光ファイバケーブル、UTPケーブルの特性を理解し、通信障害等に対応することが必要である。 本クラスでは、UTPケーブルおよび光ファイバケーブルの規格についての基礎的な知識の理解とともに、クオリティの高い通信環境の運用維持を目指し、それぞれのケーブル作成およびその品質チェックを実習により行う。 【対象者】 学内で物理的ネットワーク配線の運用管理を担当される方。PC教室の運用管理を担当される方。工作に興味のある方。 【講習内容】 (1)UTPケーブル規格概要 |