開催趣旨
日本は世界の中で成長力、競争力、デジタル化など多くの分野で地盤沈下を起こしており、危機的な状況にあります。その源泉の多くは人材の育成にあるといっても過言ではありません。
今、国・社会が大学教育に求めているのは、生涯に亘って未知の時代を切り拓いていく力を備えた人材の育成であり、学生一人ひとりが自分の考えをもって主体的に関わっていけるよう訓練する仕組みを創り出していくことではないかと考えます。
「2040年に向けた高等教育のグランドデザイン(答申)」で指摘の通り、学修者本位の教育への転換、ニューノーマル社会における質の向上を目指した対面と遠隔を組み合わせた新しい学びの創出、学修成果の質保証に向けた対応が急がれており、ICTを大胆に取り入れる中で、教育改善・学修支援への変革が進みつつあります。デジタル化が目的ではなく、それを手段として活用し、学修者一人ひとりに配慮した教育の仕組み、学びの自由度や学修意欲を高める工夫を通じて、学生に最良の学びの場を如何にして開発・提供していくかが喫緊の課題となっています。
そのような観点から本対話集会では、ICTを活用した学びの個別最適化への取組み、対面と遠隔を効果的に組み合わせたハイブリッド授業やPBLの取組みを如何にデザインし、問題発見・課題設定解決型教育を推進していくべきか、学修環境も含めて探求し、改革行動につなげていく場としました。
対話集会のねらい
今回は、ICTを活用した学びの個別最適化への取組み、対面と遠隔を効果的に組み合わせたハイブリッド授業やPBLの取組みを如何にデザインし、問題発見・課題設定解決型教育を推進していくべきか、学修環境も含めて探求し、改革行動につなげていく場にしたいと考えており、以下の4つの観点から意見交流します。
プログラム
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Ⅰ.社会福祉学、英語教育学、法律学、社会学、教育学、統計学、体育学、政治学、国際関係学、コミュニケーション関係学、経営学、経済学、会計学、心理学、被服学、物理学、化学、機械工学、建築学、経営工学、数学、電気通信工学、土木工学、生物学、美術・デザイン学グループ
- 開催日時
- 令和4年12月17日(土)13:00~17:00
- 開催場所
- オンラインによるテレビ会議室(Zoom使用)
- 参加者
- 83名
- 話題提供
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- ①会計学分野
「反転授業に教室外非同期型グループワークを取り入れた授業方略の取組み」
木本 圭一 氏(関西学院大学国際学部教授) - ②社会福祉学分野
「『デザイン思考』を取り入れた福祉実践教育の試み」
戸塚 法子 氏、松山 恵美子 氏(淑徳大学総合福祉学部教授) - ③社会学分野
「ICTを活用した商品開発・販売の地域振興課外演習の試み」
亀井 あかね 氏(東北工業大学ライフデザイン学部講師) - ④数学分野
「数学授業の学修意欲を維持し、学修成果の向上を目指した遠隔授業方略の試み」
井川 信子 氏(流通経済大学法学部教授) - ⑤コミュニケーション関係分野
「ICTを活用した自立的・自律的な国際コミュニケーション・スキルズ演習の取組み」
鈴木 利彦 氏(早稲田大学商学学術院教授) - ⑥国際関係学分野
「地域社会と大学を結ぶハイブリッド型フィールド調査実習の効果と課題」
柏崎 梢 氏(東洋大学国際学部非常勤講師) - ⑦教育学分野
「学校の問題を分析し、解決策を検討するケースメソッドにICTを活用した効果」
舟生 日出男 氏(創価大学教育学部教授) - ⑧統計学分野
「データサイエンス教育における対面とオンライングループワークの比較」
竹内 光悦 氏(実践女子大学人間社会学部教授)
西川 哲夫 氏(武蔵野大学工学部教授) - ⑨機械工学分野
「DXツールoViceを用いた課外学習支援の試み」
河合 宏之 氏(金沢工業大学工学部教授)
- ①会計学分野
- 意見交換
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- ①ICTによる学びの個別最適化の工夫、ハイブリッドによる学修の質・効果を高める授業(反転授業PBL等)の工夫と課題
- ②ハイブリッドな学修プラットフォームに必要な機能の強化対策、授業価値の最大化に向けたFD対策の在り方
- ③ネット上で多分野の知識を組み合わせ、知の創造を訓練する実験授業のニーズ
- ④PBLで獲得する思考力等の点検・評価・助言モデル構想の実現可能性
*会員専用ページのID、PWが必要です。
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Ⅱ.栄養学・薬学・医学・歯学・看護学・リハビリテーション学グループ
- 開催日時
- 令和5年1月21日(土)13:00~17:00
- 開催場所
- オンラインによるテレビ会議室(Zoom使用)
- 参加者
- 84名
- 話題提供
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- ①栄養学分野
「発言者を匿名にすることで、対話型双方向授業を活発化する試み」
由良 亮 氏(中京学院大学短期大学部健康栄養学科准教授) - ②薬学分野
「コロナ禍における薬学部での遠隔授業への対応と学生の反応」
石川 さと子 氏(慶應義塾大学薬学部准教授) - ③看護学分野
「小児看護学のシミュレーション教育におけるVRの効果的活用の試み」
永吉 美智枝 氏(東京慈恵会医科大学医学部看護学科准教授) - ④医学分野
「フルオンラインによる生理学実習の試み」
椎橋 実智男 氏(埼玉医科大学医学部IRセンター教授) - ⑤歯学分野
「チーム基盤型学修(TBL)とグループワークを組み合わせた反転授業の取組み」
池尾 隆 氏(大阪歯科大学歯学部生化学講座教授) - ⑥医学・歯学・薬学・看護学・健康医療科学・栄養学・情報コミュニケーション学分野連携
「各専門領域を超えた分野横断型遠隔授業の実践」
片岡 竜太 氏(昭和大学歯学部歯科医学教育推進室主任教授)
- ①栄養学分野
- 意見交換
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- ①ICTによる学びの個別最適化の工夫、ハイブリッドによる学修の質・効果を高める授業(反転授業PBL等)の工夫と課題
- ②ハイブリッドな学修プラットフォームに必要な機能の強化対策、授業価値の最大化に向けたFD対策の在り方
- ③ネット上で多分野の知識を組み合わせ、知の創造を訓練する実験授業のニーズ
- ④PBLで獲得する思考力等の点検・評価・助言モデル構想の実現可能性
*会員専用ページのID、PWが必要です。