社団法人私立大学情報教育協会
平成18年第1回化学教育IT活用研究委員会議事概要
T.日時:平成18年5月25日(木)午後4時から午後6時まで
U.場所:私情協事務局会議室
V.出席者:小中原委員長、高野副委員長、堀合、伊藤、庄野、幅田各委員
W.検討事項
1. 18年度発刊の報告書について
本委員会として報告書に掲載を予定している3つの授業モデルについて、自由討議した。
(1) 演習問題データベース
授業中に使用するには、データベース上に掲載している問題が少ないことから、6月?7月中に問題数を増やすことが確認された。
次に、幅田委員よりマクマリー有機化学のWebサイトについて紹介がなされた。
((http://chemistry.brookscole.com/mcmurry6e/)
これは、マクマリー有機化学の教科書に連動した内容のWebサイトであり、教科書の各章ごとに対応した選択式練習問題、クイズ、分子モデル等が掲載されている。なかでも、選択式練習問題は、全問回答すると指定したメールアドレスに成績表が自動的に返送される仕掛けになっているところに特徴がある。
以上を踏まえ報告書の授業モデルの内容を協議した結果、マクマリーのWebサイトの活用例も本モデルに含めることとした。また、授業効果としては、統計的データが取れない場合には学生の反応などアンケートによって確認することにした。
(2)産学官連携による安全教育
はじめに、高野副委員長より、事例6「化学装置の安全生産技術活動」にて講演を予定していた住友化学の上垣氏が異動になったことに伴い、事例6を取りやめる旨の説明がなされた。
次に、事例1?3の担当者について協議した結果、事例1「化学薬品の取り扱いとMSDS情報」は武岡委員、事例2「濃硫酸と水との瞬時反応」は木村委員、事例3「実験施設における高圧ガスの安全管理」は堀合委員に担当いただくこととなった。
次に、使用するシステムについて協議した結果、Polycom等のテレビ会議システムでは接続地点が4地点に限定されてしまうことから、10地点接続可能なインターネット会議システム
Live Onを使用することになった。
(3)実験動画データベース
高野副委員長より、実験動画データベースの例示とともに、実際の授業での活用事例について報告いただいた。
また、堀合委員からも、高圧ガスの取り扱いに関するビデオ教材について例示とともにその内容を説明いただいいた。
2. その他
今後の委員会開催スケジュールについて協議した結果、下記の通りに開催することになった。
次回委員会
日時:6月30日(金)PM4:30?PM6:30
場所:私情協事務局
次々回委員会
日時:8月28日(月)PM1:00?PM4:00
場所:園田学園女子大学(私情協のイベント開催会場)
報告書執筆分担の確認
1.コア・カリキュラムを意識した教育の到達目標
小中原先生、伊藤先生
2.教育現場での課題
小中原先生、伊藤先生
3.教育改善のための授業設計・開発・運営の方向性
小中原先生、伊藤先生
4.ITを活用した授業モデルの事例紹介(4モデル×3ページ程度)
・産学官連携による安全教育
高野先生
・実験動画データベース
及川先生?
・演習問題データベース
演習問題グループ共同執筆
5.IT活用に伴う課題
及川先生
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