社団法人私立大学情報教育協会 �機テ�時：平成16年9月30日(木)午後6時から午後8時まで �供ゾ貊蝓Щ箴雍┿�務局会議室 �掘ソ仞兵圈Э生彊儖�長、松久保、藤井、森實、河合、上村各委員、井端事務局長、木田 �検ジ‘せ�項 議事に先立ち、事務局より、理事長学長等会議で提案のなされた「教育の社会支援についての提案」（以後「提案」と略す）中教審大学分科会「わが国の高等教育の将来像（審議の概要）」（以後「将来像」と略す）について説明された。 学生の学力・学習意欲の低下のため、大学における人材育成の充実、教育内容の通用性を保証することが、大学の教育プログラム・学習環境だけでは困難になりつつある。「提案」は、学生に対して現実感覚を身に付ける教育を施すとともに、社会から教育内容に対する評価・助言を求めることを目的として、教育における産官学連携の積極化を提言している。 具体的な連携方法としては、社会からの大学教育に対する支援内容として、�ー匆颪任慮従貍霾鵝β慮馨霾鵑両匆陝�説明、��知的情報の電子化と教育への利用実現、��実務経験者による授業の実現、�こ惱�成果に対する専門家の助言・評価、�ゥぅ鵐拭璽鵐轡奪廖▲錙璽�ショップ、調査実習の受け入れ、��e-ラーニング等教育プログラムの共同開発が挙げられている。また、大学からの社会貢献としては、企業の問題解決に対する助言や企業研修のための授業の実施が考えられる。 実現に向けては、関係機関に対する理解を得る必要があるが、私情協としては以後政策課題として文部科学省に提言するとともに、事業の一環として検討していく。 「将来像」は、中教審大学分科会が2015年〜2020年頃までを想定した日本の高等教育の将来像とそこに至る施策の方向性を提示したものである。この中では、高等教育の発展を支える各方面の取組として、産業界等の取組、特に人材の流動化に関する提言がなされているが、教育面については「研究面にとどまらず人材養成面でも十分な産官学連携が求められる」との記述がなされている。 「将来像」全体のポイントをなす５つの方向性としては、�｜�もがいつでも学べる高等教育（ユニバーサル・アクセスの実現）、��誰もが信頼して学べる高等教育（高等教育の質の保証）、��世界最高水準の高等教育、�ぁ�21世紀型市民」の学習需要に応える質の高い高等教育、�ザチ菘�環境の中での国公私それぞれの特色ある発展が挙げられている。特に�い砲�いては、教育の充実のため、医歯学と同様分野ごとにコア・カリキュラムが作成されることが望ましいことが提言されている。
前回の委員会では、委員各位より提出いただいた授業情報のフォーマットの標準化が図られていないことから、神奈川歯科大学のシラバスフォーマットに従い、委員各位より再度自身の担当される授業シラバスを提出いただくこととした。今回は、藤井、小菅、神原委員長・上村委員より提出いただいた。 藤井委員より提出いただいたシラバスは、自身の担当される授業「生体と薬物」（モデル・コア・カリキュラムのD-5に対応）のシラバスである。この授業は、3年生対象として、学生自ら薬の処方箋を書き、患者にその説明を行うことのできる能力を身に付けることを目的としている。授業スケジュールは、半期12回、週単位では月曜日に1回6時間通して行われる。授業運営は、薬理学講座と口腔外科学共同のもと、講義2回と実習2回が交互に行われる。成績は、8回目の授業に行われる平常試験と最終回の実習試験をもとに評価されるが、実習試験では、学生がグループに分かれ、医師及び患者に扮して、処方箋の説明をロールプレイする形式である。 この授業形式は、本年度になって初めて実施されたものであり、授業効果を測定するためにはCBTの実施を待つしかないが、3年生と4年生の試験結果では、3年生は4年生と比べて授業時間が年間約４０時間少ないにも関わらず平均点はほぼ同一であったことから、密度の高い授業が運営できたと思われる。 今後は、実習に関する予習用のビデオ教材を作成し、実習の円滑を図ることを計画している。 次に神原委員長より、提出いただいた「健康科学」の授業方法について説明がなされた。この授業内容は、モデル・コア・カリキュラムの主に「C 社会と歯学」に相当しており、口腔衛生の内容に限らず保健・福祉分野の内容も含まれる。しかしながら、学内でのカリキュラムの統合化が図れていないため、実質的には保健・福祉分野の内容は栄養学の教員に任せきりである。 次に、今後の方向性について意見交換した結果、実際のデータベース構築については、事務局が賛助会員の協力を得て構築することが確認され、まずは既に電子化されている委員会内のデータをサンプルとして掲載することとした。また掲載する情報は、テキストだけの授業情報だけでは、授業内容を把握することは難しいので、例えば講義を収録したビデオがある場合には、一部分（例えば10分程度）Web上で公開し、また授業中に用いるPowerPointも著作権処理上問題の無い場合には、掲載することとした。
河合委員より、複数大学間の遠隔授業実験について提案がなされた。要旨は下記の通りである。 本年1月には大阪歯科大学−愛知学院大学の二校間で実験がなされたが、補助金により愛知学院大学の設備が充実したことからも、本年度は大阪歯科大学、東京歯科大学、愛知学院大学の三校間での実施を提案したい。また、愛知学院大学では、モンゴル国立医科大学間との交流の一環として、本年の8月に遠隔授業実験を行ったが、今後は本委員会が中心となって、国内外の大学間でサイバーキャンパスを通じた連携を図りたい。 この提案については、環境が整えば神原委員長、松久保委員ともに参加することの了承が得られた。開催日は、12月20日（木）とし、開催までに大阪歯科大学、東京歯科大学のネットワーク環境を調査いただくこととした。また、具体的な授業運営方法、進行については、次回委員会にて検討することとした。 |