社団法人私立大学情報教育協会
第2回栄養学教育IT活用研究委員会議事概要
Ⅰ.日時:平成18年7月25日(火)午後2時から午後4時まで
Ⅱ.場所:私情協事務局会議室
Ⅲ.出席者:武藤委員長、酒井、小野坂、石崎、室伏各委員、井端事務局長、木田
Ⅳ.議事進行
1.コア・カリキュラムを意識した教育の到達目標
2.教育現場における課題
酒井委員より、「1.コア・カリキュラムを意識した教育の到達目標」「2.教育現場における課題」の草稿について報告がなされた。詳細は配布資料を参照されたい。報告後意見交換したところ、下記の旨の意見があった。
※1.コア・カリキュラムを意識した教育目標について
○ 日本栄養改善学会のコアカリはまだ完成していないので、「検討中」という表記に改める。
○ 管理栄養士国家試験出題基準も参照する。
※2.教育現場での課題について
○学生側の課題
・ 基礎学力の欠落により応用科目の理解もできない。そのために、管理栄養士として新しい課題に取り組み解決する意欲と能力の育成が難しい。
・ 情報格差の点はカットし、全体的に3~4行程度にまとめる。
○教員の課題
・一番目と二番目を繋げ、3~4行ぐらいにまとめる。
○組織における課題
・一番目の課題を中心にまとめる。
上記の意見を踏まえ、次回委員会までに修正加筆いただくこととなった。
3.教育改善のための授業計画・開発・運営の方向性
室伏委員より、「3.教育改善のための授業計画・開発・運営の方向性」草稿について報告がなされた。詳細は配布資料を参照されたい。報告後意見交換したところ、下記の旨の意見があった。
○ 内容はIT活用に限ったものでなくてもよい(ITに限定すると読者層を狭めてしまうため)。
○ 学生の問題解決能力育成のためにグループワーク主体の授業方法や社会との連携による授業設計など盛り込む。
○ 個人情報保護の件はカットする。
○ 女子栄養大学で実践している「アイスブレーキング授業」(心を解かす)のような取組みについても盛り込む。
上記の意見を踏まえ、次回委員会までに修正加筆いただくこととなった。
4.ITを活用した授業モデルの事例
各委員の報告に先駆け、事務局より各授業モデルのタイトルについて、IT活用を強調したタイトルに変更いただきたい旨の説明がなされた。
(1) 公衆衛生学
小野坂委員より、「公衆衛生学の事例」の草稿について報告がなされた。詳細は配布資料を参照されたい。報告後意見交換したところ、下記の旨の意見があった。
※授業のねらいの表現について
○ 答えがわからないと直接的に表現するのではなく、問題解決能力を育成するというところを表立てた方が良いのではないか。
○ コアカリでの「公衆衛生学」の到達目標の内容とすり合わせて表現を修正した方が良い。
※問題点
○ 分量を無理やり伸ばす必要は無い。
○ ムービーを用意しても観ない学生に対しての対策を如何にすべきか、という点についても触れた方が良い。
上記の意見を踏まえ、次回委員会までに修正加筆いただくこととなった。
(2)応用栄養学
石崎委員より、「公衆衛生学の事例」の草稿について報告がなされた。詳細は配布資料を参照されたい。報告後意見交換したところ、下記の旨の意見があった。
○ 固有名詞はあまり使わないようにする(ex.健康科学館、マルチメディア館)
○ 3ページ目の図(マルチメディア館、健康科学館)はカットする。
○ 携帯電話でディスプレイされた画面を画像として文中に提示する。
○ 問題点をもう少し文章化いただく。
上記の意見を踏まえ、次回委員会までに修正加筆いただくこととなった。
(3)臨床栄養学
次回委員会までに、市丸委員に提出いただくことが確認された。
(4)栄養教育論
中川先生に執筆いただくよう、武藤委員長より依頼いただくこととなった。
5.IT活用に伴う課題
本節の内容について意見交換したところ、下記の旨の意見があった。
○ インフラ的な話題にはあまり触れない。
○ 教員のIT活用能力の向上に関する論点を盛り込む
上記の意見を踏まえ、武藤委員長に執筆いただくこととした。
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