社団法人私立大学情報教育協会 平成17年度第4回被服学教育IT活用研究委員会議事概要 U.場所:私情協事務局会議室 V.出席者:高部委員長、鈴木、伊佐治、雲田各委員、井端事務局長、木田 W.検討事項
1.被服学教育におけるコア・カリキュラムと報告書の内容について
前回より継続して、今回は(1)被服心理学、(2)ファッションビジネス、(3)アパレル設計、(4)ファッションデザイン、(5)服飾史・服飾美学・服飾論、(6)テキスタイルデザインのコア・カリキュラム案を検討した。
(1) 被服心理学 高部委員長、伊佐治委員よりそれぞれ案を提出いただいたが、高部委員長の案をベースとして項目の過不足を検討したところ下記の意見があった。
@ 被服心理学に限らず各科目において「概論」および「概要」の有無がまちまちである。表記の統一を図った方がいいのではないか。
以上、概要の扱いについては、他科目との統一化を図るために、保留することにした。また、「感覚・知覚」の扱いについても同様に、他科目との重複を省くために最終的に平仄を合わせることにした。 (2) ファッションビジネス 高部委員長、山口委員よりそれぞれ案を提出いただき、それをもとに検討したところ、下記の旨の意見があった。
@ ビジネスサイクルの一連の流れを順序立てて教えるのが適切である。それ故、最初は「アパレル産業構造」を置くのが良い。
以上の意見に鑑みて、ファッションビジネスの大項目は以下の通り整理することにした。 1.ファッションビジネス産業構造
(3) アパレル設計 鈴木委員、山口委員より提出いただいた案をもとに検討した結果、下記の意見があった。
@ アパレル設計はあくまでも工業製品としての衣服を理解させる必要がある。山口委員の案のままであると学生に誤解を招く恐れがある。
以上の意見に鑑みて、アパレル設計の大項目は以下の通りに整理することにした。
1.アパレルデザインのためのデザイン考案
(4) ファッションデザイン 雲田委員より提出いただいた案をもとに検討したところ、下記の旨の意見があった。 @ 大項目として「既成衣料とデザイン」があるが、ここでは特に「既成衣料」にこだわらずファッションデザインを大局的に扱っても構わないから、名称を変更すべきではないか。 以上の意見に鑑みて、大項目「既成衣料とデザイン」を「ファッションのためのデザイン」に変更することにした。
(5)「服飾史」 猪又委員、雲田委員よりそれぞれ案を提出いただいたが、ここでは猪又委員の案をベースに検討した結果、猪又委員案の大項目「現代の服飾」下に、雲田委員案(西洋服飾文化史)の大項目「20世紀の服飾」下の「現代モードの発達と展開」、「服飾と芸術」を加えることにした。
(6)「テキスタイルデザイン」 鈴木委員より提出いただいた案をもとに検討したところ、下記の意見があった。
@ 前回提出いただいた案では、2「設計理論」の名称が「素材設計」であったが、元に戻した方がよいのではないか。
以上の意見に鑑みて、4「制作」は「企画」に変更することにした。
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