平成16年度第2回会計学IT活用研究委員会 T.日時:平成16年6月28日(月)午前10時から11時30分まで U.場所:九州産業大学中央会館会議室 V.出席者:岸田委員長、椎名副委員長、高松、黒葛、金川委員 報告2件のタイトルは、(1)「マルチメディアを利用した会計教育の現状と展望」と(2)「マルチメディアを利用した会計教育の実践」であり、前者では会計教育の問題点、例えば学生の学習意欲の欠如や実体感の欠乏などを指摘した上で、問題解決の手法としてマルチメディア教材の活用とその効果、限界を報告する。後者では、前者の報告を受け、マルチメディア教材活用の実践例として、岸田委員長、椎名副委員長、高松、木本、黒葛、金川各委員の事例を報告する。 報告時間は、1件につき報告25分+質疑10分の計35分であるが、報告時間を極力長く取るために、@、Aの報告を連続して行い、質疑は2件まとめて最後に受け付けよう、事前に司会者である河崎委員に掛け合うこととした。 プレゼンテーション方法は、PowerPointを用いることにしているが、(1)については岸田委員長に作成いただき、(2)については各委員担当の部分を4〜5枚程度のスライドに取りまとめ、最終的に1ファイルとしてまとめることとした。なお、PowerPointファイルは事前に大会準備委員会に8月20日までに送付する必要があり、また、使用メディアがフロッピーディスクに限定され、会場設置のPCの使用が取り決められているなどの制約が課されている。そのため、椎名副委員長や黒葛委員のコンテンツはファイルサイズが大きいためにFDに収録することが不可能であり、当日コンテンツの実物をプレゼンテーションできない可能性もあることから、PCの環境について大会準備委員会に今一度確認を取ることとした。 また、事務局より、IT・マルチメディアに対して否定的な教員も多く、単なる報告では興味関心を示さない恐れがあるので、@会計教育の現状の問題、例えば教育内容に現実感覚が乏しいことやFDの必要性、アカウンティングスクールと学部教育の棲み分けと教員のステータスなどを話しの切り口として、Aそれらの問題点を解決するためにIT・マルチメディアが有効なツールとして機能するが、BIT・マルチメディアを活用した教材を教員個人で作成することには限界があることから、監査法人や会計事務所に対して会計データや資料などの素材提供を求めることの必要性と、その協力を参加者に呼掛けるなど、当事者意識を持たせた報告が望ましい、との意見がなされた。 以上の意見を踏まえ、次回委員会は8月3日(火)に開催し、委員各位、担当箇所のPowerPointを持参いただき、プレゼンテーションのリハーサルを行うこととした。 |