社団法人私立大学情報教育協会
平成16年度第2回心理学教育IT活用研究委員会議事概要

Ⅰ.日時:平成16年9月25日(土)午後2時から午後4時まで

Ⅱ.場所:私情協事務局会議室

Ⅲ.出席者、木村委員長、田崎、大島、塩谷各委員、井端事務局長、木田

Ⅳ.検討事項

  •  心理学教育情報技術活用研究集会について

事務局より、2005年3月に開催を予定している心理学教育情報技術活用研究集会のプログラム案について説明がなされた。プログラム案は下記の通りである。

  • 日時:2005年3月
  • 場所:早稲田大学国際会議場
  • 参加対象者:国公私立の大学教職員(加盟校限定としない)
  • 参加費:2,000円(資料代)
  • プログラム(午後1時から6時と想定)

13:00 開会 

13:10 基調講演(著名な方?)

14:10 休憩

14:20 委員会報告(25分×4本)

16:00 休憩

16:20 全体討議(事例報告へのコメント含む)

18:00 終了 

上記案に基づき、基調講演者、事例報告者の候補および研究集会のテーマについて検討した。

まず、基調講演者については、講演内容として、IT活用の有無に関わらず、心理学教育の今後の方向性など包括的な話題を提供するため、日本心理学会会長、中部大学の辻敬一郎 教授を第一候補者とすることとした。

次に、事例報告者については、①先駆的な取組、②シミュレーション、③多地点遠隔授業、④自学自習の4テーマごとのIT活用事例を紹介した方が良いとの意見があり、それに基づき私情協の調査回答データ、インターネット上から適任者を検索し、何人か候補者は挙がったが、決定には至らなかった。そこで、先駆的な取組の紹介に対して興味を持つ教員が少ないことが予想され、むしろ参加者自らがすぐに自分の授業でも応用可能な事例を紹介した方が良いとの意見もあった。

以上を踏まえ、委員会後にも委員各位適任者を探索し、見つかり次第事務局宛に連絡することとした。

次に、研究集会のテーマについて意見交換したところ、下記の旨の意見があった。

    • 専門課程での心理学では、実験主体で自ら手を動かすことが求められるため、ITを活用する教員は少なく、心理学教育でのIT活用のみでは集客が困難ではないか。
    • 他の学問分野と異なり、一般教養、専門課程いずれにおいても心理学の履修者は年々増えており、授業改善に関してあまり切実な問題を抱いていないのではないか。
    • 昨今認定心理士の資格取得を目的としたコースを設置する大学が増加しているので、トレンドとして認定心理士をテーマに絡めても良いのではないか。

以上を踏まえ、研究集会のテーマ、開催趣旨も含めて委員会後も継続して検討することとした。