社団法人私立大学情報教育協会
平成１８年度第２回薬学教育IT活用研究委員会議事概要
�機テ�時：平成１８年７月１０日（月）午後３時から午後５時まで
�供ゾ貊蝓Щ箴雍┿�務局会議室
�掘ソ仞兵圈Ь昌撹�委員長、齋藤、黒澤、佐藤、梶原、大嶋、鈴木各委員、井端事務局長、木田
�検サ鳥�進行
１． 教育改善のための授業設計・開発・運営の方向性について
齋藤委員、佐藤委員より「１．教育改善のための授業設計・開発・運営の方向性」の草稿について報告いただいた。詳細は配布資料を参照されたい。なお、本報告について自由討議したところ、下記の旨の意見があった。
- 薬学教育に関する情報をディストリビュートするための機関としての、私情協の役割についても触れた方が良いのではないか。
→ 薬学教育全体を私情協が担う訳にはいかないので、却ってあまり触れるべきではないのではないか。
- マクロ的視点としては薬学教育をどのように設計するのか、ミクロ的視点は個々の教員がどのように授業を運営していくべきか、といった点に触れていただきたい。
→ ただし日本薬学会がコア・カリキュラムとしてあるべき授業内容を提起しているから、ここではITに主眼を置いた内容にした方が良いのではないか。
→ ITだけでは全ての問題は解決しない。またITに特化した内容にしてしまうと、ITを活用していない教員の関心を惹くことができない。
→ 配布資料１ページ目の「ヒューマンコミュニケーションの育成」に関しては、ITでは解決しない課題である。ここではPBL的な授業方略が不可欠であり、そのための情報収集のためにIT活用が必要だという風にした方が適切ではないか。
- 冒頭でIT活用のメリットデメリットから切り出しているが、ここではコア・カリキュラムで掲げられた目標を実現するためにどのような授業方略が求められるのか、といったことから展開した方が良い。
ここで、鈴木委員の作成された「２．教育現場での課題」の草稿を参照したところ、本草稿には「�機ゥ灰◆Ε�リキュラムを意識した教育の到達目標」、「２．教育現場での課題」、「３．教育改善のための授業設計・開発・運営の方向性」全てのエッセンスが盛り込まれていることに鑑みて、山岡副委員長（�誼甘�）、鈴木委員、齋藤委員、佐藤委員に内容を調整いただくことにした。
また、２．教育現場での課題にて、実務家教員の将来的な問題も含めた方が良いとの意見もあったが、人事的問題については踏み込まず、６年制教育によって生じた新しい問題点という程度に表現を留めることにした。
２． ITを活用した授業モデルの紹介について
梶原委員より「生と死」、松山副委員長より「TDM」、「処方箋と調剤」の授業モデルについて報告がなされた。詳細は配布資料を参照されたい。なお、各報告について自由討議したところ、下記の旨の意見があった。
- 授業モデルのタイトルには、授業内容ではなくIT活用方法にスポットを当てたものにしていただきたい。
- 授業モデルは、「授業のねらい」、「シナリオ」、「IT活用の詳細」、「授業効果」、「問題点」という項目に従って構成いただきたい。
以上の意見を踏まえ、松山副委員長の授業モデルのタイトルは、それぞれ「ITを活用した薬物治療モニタリング授業」、「ITを活用した事前実務実習」に変更することとした。梶原委員の授業モデルのタイトルは次回委員会までに再考いただくこととした。また、各授業モデルとも、上記項目に従い修正加筆いただくこととした。さらに、松山副委員長の草稿に掲載された画像については、学生の顔が写ったものについては削除することにした。
|