一斉集合教育としての授業

 現在のメディア社会に生きる学生にとって、授業内容の理解を促進し、授業に集中させるためには、板書・配布資料という従来型教材の範囲より高度な準備が必要になってきている。板書においても、色チョークや文字の大きさ、板書速度、要点提示など提示技術が重要な要素になっている。

 一方では、これらの提示技術要素を含んだパワーポイントを初めとするプレゼンテーション技術を授業に使うことによって、より高度な授業進行が実現できると考えられる。

 しかし、パワーポイント教材を利用した授業運営は作成方法によって学習効果に大きな差異が生じる可能性がある。そのため、すべての板書をパワーポイントに置き換えるのではなく、従来型の教材提示方法も用いながら、アニメーションなどパワーポイントならではの教材を必要な部分に限定して活用することで学習効果を高めることが可能となる。

 授業方法の違いによる長所・短所

 授業運営方法決定までの手順

     
 

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