JUCE 社団法人 私立大学情報教育協会
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平成14年度 受賞者 戻る
文部科学大臣賞 (1件)
Web Learning Studioによる建築設計の教育
  −ネットワークを利用した遠隔地の非常勤講師との実時間授業チャットによる試み−
芝浦工業大学 衣袋 洋一 氏  
受賞理由    
  本研究は、教える授業から学ぶ授業へとITを活用して実現した教育方法で、建築設計の教育に欠かせないエスキス(概念を図で表したもの)をネットワークを介して教員と学生、学生同士による意見交換を通じて完成させた画期的なWeb Based Trainingによるシステムである。また、設計の専門家をネットワークで非常勤講師として招き、最先端の知見を個々の学生に提供することで、社会に通用する高い水準の授業を実現できる点でも他分野の教育に大きな示唆を与えるものである。総じて、21世紀のわが国の大学教育における「産・学」間の教育連携あるいは協調教育を推進する上で、先進的で実践的な教育方法を開拓した抜群の研究であると言える。
私立大学情報教育協会賞 (1件)
CD-ROM化画像教材とWebシステムの連携による組織学教育
日本大学 磯川桂太郎 氏  
日本大学 宮崎 洋一 氏  
日本大学 大塚吉兵衛 氏  
日本大学 戸田 善久 氏  
受賞理由      
  歯学部における組織学教育のための組織標本データベースをWeb上に作成し、顕微鏡実習時に各自のPCで本データベースを参照することで、座学の知識と実物とのギャップを認識させることができ、大いに教育に役立てられている。さらに、この画像データをCD-ROM化し、学生が自宅でも学習できるWebと連携した新しい支援システムを開発しており、CD-ROMの新しい使い方を実証した点が高く評価できる。
奨 励 賞 (2件)
初等アセンブラプログラム評価支援システムの開発と活用
帝京大学 渡辺 博芳 氏
帝京大学   荒井 正之 氏
帝京大学 武井 惠雄 氏
受賞理由  
  本研究は、アセンブラプログラムの指導において、提出された学生のプログラムが正しく動作するか、題意どおりであるかを、アセンブラプログラム事例データベースを使って自動評価判定ができるシステムの開発と活用である。これにより、レポートの自動返却が可能となり、教員はより的確な学生指導に専念できるようになった。よくデザインされたツール群により、学習者が最も必要とする指導ができることを実証している点が高く評価できる。

インターネットによる中国語音声教育支援システム
  −中国語音声教育データベースシステム−
成蹊大学 湯山トミ子 氏
成蹊大学   武田 紀子 氏
成蹊大学 沈  暁文 氏
成蹊大学   土屋 肇枝 氏
成蹊大学   余   瀾 氏
成蹊大学   根岸宗一郎 氏
成蹊大学   田   禾 氏
成蹊大学   虻川 誉之 氏
受賞理由  
  中国語教育における音声学習のために、大規模な中国語音声データベースを作成し、公開している。収録語彙8万語、音声データ10万語など多数の種類の言葉に音声の標準的波形が視覚情報として表示され、学習者の音声の波形とグラフ上で直接比較できるようになっている。本システムを活用することによって、今後の中国語教育への大きな貢献が期待できる点が、高く評価できる。


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