この発表会は、全国の国立・公立・私立の大学・短期大学教員を対象に、教育改善のためのICT利用によるFD(ファカルティ・ディベロップメント)活動の振興普及を促進・奨励し、その成果の公表を通じて大学教育の質向上を図ることを目的として、平成5年(1993年)より実施しています。
ICTを利用して教育改善を実施している①アクティブ・ラーニング※1、②双方向型授業、③反転授業、④PBL※2、⑤TBL※3、⑥事前・事後学修※4、⑦協調・協働学修、⑧遠隔授業※5、⑨学部等連係課程授業※6、⑩地域社会・産業界との連携授業などの取組みとします。優れた発表に対しては、文部科学大臣賞、私立大学情報教育協会賞や奨励賞を授与し、その教育業績を顕彰します。これまで文部科学大臣賞5件、私立大学情報教育協会賞34件、奨励賞54件などを授与し、教育改革へ貢献しています。
※1 従来のような知識の伝達・注入を中心とした授業から、教員と学生が意思疎通を図りつつ、一緒になって切磋琢磨し、相互に刺激を与えながら知的に成長する場を創り、学生が主体的に問題を発見し、解決策を探求する学修
※2 問題発見・課題解決型学修
※3 チーム基盤型学修
※4 学生に授業のための事前の準備(資料の下調べや読書、思考、学生同士のディスカッション、他の専門家等とのコミュニケーション等)、授業の受講(教員の直接指導、その中での教員と学生、学生同士の対話や意思疎通)や事後の展開(授業内容の確認や理解の深化のための探究等)を促す教育上の工夫、インターンシップやサービス・ラーニング
※5 オンデマンド型、リアルタイム型、ハイブリッド型(対面授業と遠隔授業の組合せ)
※6 横断的な分野に係る教育課程を複数学部で実施する教育課程に基づく授業
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