平成18年度 受賞者
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文部科学大臣賞(最優秀賞)
(1件)
事例問題に基づく法律知識ベースと論争システムを活用した法創造教育
明治学院大学
吉野 一 氏
明治学院大学
加賀山 茂 氏
明治学院大学
櫻井成一朗氏
東京工業大学
新田 克己氏
青山学院大学
鈴木 宏昭氏
東京大学
太田 勝造氏
受賞理由
本研究は、即戦力となる問題解決能力の育成を目指した取り組みである。これまでの知識詰め込み型の教育方法では、実践応用的な問題解決能力を育成することが困難なことから、これを改善するため、プロブレムメソッド方式を導入し学生が主体的に学べるとともに、ディスカッションメソッド方式により相互評価を通じて学生全員の理解力を養える完成度の高い教育支援システムを開発した。特徴的な機能としては、現実的な事例問題を解かせる中で必要な知識を学生自らの力で獲得させる「法律知識 ベースシステム」や、サイバー上の模擬裁判での論争、評価を通して思考能力を高める学生参加型の「論争システム」があり、学生の能力向上に大いに効果を発揮している。本研究は、知識の体系化や思考訓練が必要な他分野の教育においても応用でき、教育的意義が大きいと言える。
私立大学情報教育協会賞(優秀賞)
(1件)
初学者が自学自習しやすい生理学教材
女子栄養大学短期大学部
渋谷まさと氏
受賞理由
本研究は、初学者の準備教育として生理学の基礎知識を学ばせるための自学自習用教材の開発と活用の取り組みである。自己学習システムと組み合わせて、専門教育カリキュラムや評価システムを持つ教育プログラムが構築されており、イラストやクイズを用いた豊富なコンテンツを段階的に提示するよう工夫し、実績を上げている点で評価できる。
奨 励 賞
(1件)
「経済学基礎知識1000題」による学部教育の標準化と質保証
名古屋学院大学
児島 完二氏
名古屋学院大学
荻原 隆 氏
名古屋学院大学
木船 久雄 氏
受賞理由
本研究は、経済学部の入門科目の基礎知識を学生に効率的に取得させるため、カリキュラムと連動した自学自習システム活用の取り組みである。学習履歴データベース、シラバスへのリンクなど体系的な教育環境と、教員間での教育内容の調整などファカルティ・ディベロップメントを考慮し、ITを有効に活用している点で評価できる。
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