教育事例紹介 経営工学
越島 一郎(千葉工業大学社会システム科学部プロジェクトマネジメント学科助教授)
図1 授業内でのPDSCサイクル適用フレームワーク
講師側: | 教材を開発した後は、講義時間内で講義→理解度確認→スコープ確認→修正→講義のPDCAサイクルを実施する。 |
学生側: | 出席した後は講義時間内で受講→理解度表明→理解度確認→修正→受講のPDCAサイクルを実施する。 |
(1)講義管理サーバシステム
図2 システム構成
(2)授業内での理解度変化
図3 時系列応答集計画面例 写真1 プレゼンテーション用画面例
右上にリアルタイム応答を表示図4 シナリオコントロール画面例 図5 理解度入力画面例
図6 理解度の時系列変化例
注 | |
(1) | 日本数学協会のアンケートによれば、生じている学力低下は、「基本的能力低下、数学的思考力低下、数学的知識が不十分不正確、受動的態度並びに忍耐力の欠如」が挙げられている。 |
(2) | 最初の約10分は、学生の講義に対する集中が欠けた時間帯であることが、システムを使用することで判明している。 |
参考文献 | |
[1] | 青山学院大学総合研究所AMLIIプロジェクト: eラーニング実践法. オーム社, pp.89-97, 2003. |
[2] | サイバーコンカレントマネジメント研究部会: サイバーマニュファクチャリング, eラーニング実践法. トランスアート, pp. CMA_16-35 , 2004. |
[3] | 八尋剛規, 大塚一徳: 携帯電話を利用したリアルタイム授業評価システムの開発と運用. 私立大学情報教育協会 論文誌 情報教育方法研究, 第5巻第1号, pp.28-30, 2002. |