薬局を評価する場合、応対する人の第一印象の良し悪しが決定的要因となります。学術的知識や会話術などが必要ですが、まず患者さんの最初の心をつかむことです。もっとも、患者さんにとっての第一印象とは,応対者のパーソナリティや販売技術ばかりではなく、薬局そのものの印象もあります。したがって、自分のパーソナリティーはどこに長所があり、どこが患者さんに好感を持たれやすいのかを知り、その長所を接客に生かしていくことが成功のポイントです。身だしなみや会話術、マナー、商品知識、気質も重要な因子です。また、薬剤師は資質豊かな明るい性格であることが必要です。明朗、潤達、敏捷といった資質とともに、熱意、誠意さも要求されます。そして、患者さんの心をつかむきっかけは、患者さんの心に呼び掛ける第一声です。患者さんは迷いを持っており、不安な立場にいるわけですから、たえず良さパートナー としてのアドバイザーを求めています。成功するには、第一印象を良いものにすることからです。