基礎講習Cグループレポート

全体コメント

グループ討議では、大きな課題を取り上げているにもかかわらず、観念的にならず自分たちの問題として進めることができたと思う。参加者の多くは、勤務年数が数年であり学生の年齢層に近く、学生目線での解決策も多く見られた。
今回のC班では、全グループでパソコンを使用した。討議の記録やパワーポイントを作成しての発表等にパソコンを駆使することができた。また、討議作業の中ではポストイットやホワイトボードを利用して意見の整理を行った班もあった。各種ツールを臨機応変に利用できる力が既に身に付いており頼もしい。

第1グループ 寸評【Seize your day!―迷える学生の発見と支援―】

「情報というツールを使用し、モチベーションの低い学生を発見・支援する」というテーマを選択した。モチベーションがないかまたは失いかけている学生を発見する方法として学生の履修・出席・成績状況の分析が有効であり、それを実現する学生支援システムについての検討をした。運用後は、「離学率の変化」「出席率の変化」「成績」の長期的な効果測定が重要であること、学生のモチベーション向上支援には対面での対処が重要で価値があることが確認された。

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第2グループ 寸評【自立心あふれる学生を育成する】

主体性がなく受動的な学生の増加を深刻な課題として捉え、学びや課外活動等をとおして自立心あふれる学生に成長させる為の「やる木満々プログラム」を論議した。学生の活動の記録をとりPDCAサイクルを回すことで自発的な目標達成が喚起され自立心あふれる成長を目指す。教職員においても面談、窓口相談、情報共有、教職協働による学生支援を可能にしていく。

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第3グループ 寸評【4年6ヶ月の実り~情報を使った人と組織のイノベーション~】

学生の質の低下という課題解決のため、入学前から社会へ送り出すまでの4年6ヶ月までの支援内容を明確にし、ICTを活用した学生支援の方法について論議した。具体策としてSNSを使ったコミュニティを形成し学生支援を行う提案となった。SNSを通して、学生や教職員の意識の転換、学生の自立を目指すと共に「人」と「組織」の在り方の変革も狙いとする。

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第4グループ 寸評【3S for Love~愛される大学へ~】

3つのS「Smart(無駄のない運営)」「Speedy(迅速かつ正確な業務遂行)」「Strong(連携強化による強固な組織基盤)」の実現による愛される大学の提案を行った。3Sを目指す上では、学生・教員・職員三者の連携を強めることが重要であるとの共通認識を得、連携を強める為の方策と考慮事項を練った。

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第5グループ 寸評【学生のデジタルディバイドの解消】

大学からの発信情報が学生に伝達されない(受け取らない)状況に注目し、情報活用格差(デジタルディバイド)の解消について、情報伝達を進める上でのポイント①学生が日常的に利用する②利用媒体は何か③発信側での工夫の3つに絞って検討を進めた。実施においては、PDACサイクル、利用率、開封率等の客観情報収集やその分析による評価も含めて、いずれも「学生支援」に繋げていく。

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第6グループ 寸評【ICT環境を活用したキャリアプランニング~情報収集能力の育成~】

情報収集能力や主体性の必要性から、「就職活動開始までに自己のキャリアイメージを形成させる」ことを目標に設定し議論を進めた。初年次からの動機づけや発展時のシミュレーション履歴書作成と自己評価や見直し、先輩学生によるシミュレーション履歴書評価などユニークな提案が出された。これらを継続的に3年次前期まで実施することにより「自分で調べ情報活用を行うことによりキャリア形成ができると」の結論となった。

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